米国カリフォルニア州レッドウッドシティの銀行に2匹のアライグマが侵入し、動物保護団体によって外に追い出されています。
アライグマは10月20日の朝、銀行の外に設置されたATMの利用客によって発見されました。
客は営業時間外の銀行内にいるのが人間ではないことを確認し、警察ではなく、動物虐待防止協会(SPCA)に電話をかけました。
その後、SPCAの救助隊と銀行のマネージャーが建物に入って捜索を行い、約10分後に2匹のアライグマは屋外に追放されました。
(Peninsula Humane Society & SPCA)
通常銀行への侵入事件は警察の調査が必要ですが、今回は相手が動物であったことから迅速な対応が可能になりました。
客からの連絡を受けアライグマの捜索を行った、Peninsula Humane Society and SPCAのバフィー・マーティン・ターボックス氏は、「銀行の侵入に対し動物組織が呼ばれることはほとんどありませんが、銀行強盗は野生動物だったので私たちは適任者でした」と話しています。
(Peninsula Humane Society & SPCA)
銀行の金庫は無事で、1セントの被害もありませんでした。
しかし書類の一部やコンピューターは、アライグマによって荒らされました。
アライグマがどうやって銀行に侵入したのかは不明です。
ターボックス氏は、天井パネルの一部が壊れていたことと、建物の外の状況から、アライグマは木を伝ってダクトに入りこんだと推測しています。
Peninsula Humane Society and SPCAは、毎年何千もの野生動物や家畜の救助を行っていますが、銀行に侵入したアライグマのために出動したのは今回が初めてのケースです。
アライグマは銀行から出るのを嫌がったんだって
何かおいしいものでもあったのかな?
Reference: NBC Bay Area