南アフリカの海難救助サービス(NSRI)は、ホホジロザメが目撃されるケースが相次いでいることから、海の利用客に対し注意を促すドローン映像を公開しています。
映像は南ケープと東ケープの海岸線に沿った地点で撮られたもので、この海域では、ここ数週間で多くのホホジロザメの目撃情報が寄せられています。
Due to a high number of reported White Shark sightings and close encounters, NSRI are appealing to the public exercise caution along the Southern Cape coastline, in particular around the coastline of Plettenberg Bay and between Mossel Bay and Jeffreys Bay.https://t.co/IKbxE3tNhh pic.twitter.com/3uI02FGgSc
— Sea Rescue South Africa (@NSRI) June 23, 2020
NSRIは、ホホジロザメはこの時期になると沿岸近くの魚やアザラシを捕食しにやってくるため、目撃されるのは正常なことであるとしています。
ケープタウン市のサメ監視プログラムに関わっているサラ・ワリーズ氏は、「ドローン映像で見られる行動は、サメがサーファーを認識しており、彼らを調査していることを示している」と説明し、「ホホジロザメは本質的に好奇心旺盛な頂点捕食者であり噛まれることは稀だが、水の利用者は、これらの動物と海を共有するリスクについて理解する必要がある」と述べています。
ケープタウンのサメ監視プログラムは、ホホジロザメとの遭遇リスクを減らすアドバイスとして、「鳥やアザラシ、イルカが餌を食べている場所の近くでは水に入らないこと」、「漁業が行われている場所に近づかないこと」、「出血した場合は水に入らないこと」、「水深が深くなる場所には近づかないこと」、「夜間に水に入らないこと」などを挙げています。
また映像の中のようにサーフボードを使って遊ぶ場合には、一人ではなく集団でまとまった行動をとるよう呼び掛けています。
ホホジロザメはとりあえず噛んでから餌かどうかを判断するとか……
襲われなくてよかったねー
References: CNN