アメリカのテレビリポーターが先日Twitterに投稿した動画が話題となっています。
モンタナ州のニュースネットワークNBC MontanaのリポーターDeion Broxton氏は、イエローストーン国立公園で取材中、視界の端にアメリカバイソン(バッファロー)の群れを発見しました。
Broxton氏は「Oh my God」とつぶやき、何度かバイソンの方向に目をやりますがすぐに危険を感じ、自分に向けられていたカメラを迅速に回収した後、そばに止まっていた車に避難しました。
Here’s the video of the bison I shot once I got a safe distance away lol pic.twitter.com/uL3XiR2ISR
— Deion Broxton KTVM (@DeionNBCMT) March 26, 2020
Broxton氏は安全な距離をとってからバイソンの様子を撮影しています。
3頭から5頭の体の大きなバイソンはゆったりと草を食べており、一見すると危険ではないように思えます。
しかし野生動物に遭遇した際には素早い避難が生死を分けることもあります。
イエローストーン国立公園はBroxton氏の行動について、「これは野生動物が近づいてきたときに何をすべきかについての完璧な例である」と称賛しました。
またイエローストーン国立公園を管理するアメリカ合衆国国立公園局は、動物との間に必要な距離を示した図をTwitterに掲載し、野生動物から少なくとも9メートルは離れるよう人々に促しました。
Image: National Park Service
国立公園局はアメリカバイソンについて、北米で最大の陸上動物であり、オスは体重が1トンかつ時速64kmで走り、時には1.8メートルジャンプすることもあると説明しています。
アメリカバイソンを見かけた場合――たとえ9メートル離れていても――手を振るのはやめておいたほうが賢明です。
イエローストーン国立公園では、アメリカバイソンは他のどの動物よりも多くの人を負傷させています。

映像のアメリカバイソンは大人しそうにみえるけどねー

あの巨体が突進してきたらひとたまりもない……
References: CNN