カエルとヘビの異色のコラボが実現!?オーストラリアの洪水で起きた珍現象

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自然災害に困ってしまうのは人間だけではないようで、その土地に住む動物たちも、住む場所がなくなったり食べるものが不足したりと大変なんです。

 

そんなときはいつだって誰かに助けを求めることが一番の解決法です。

それはまた集団生活の利点の一つでもあります。

……もちろん動物の世界でもそれは同じ?なこともあるようで。

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2018年の12月30日にオーストラリア北部を襲った豪雨は、各地で大きな被害をもたらしました。

 

西オーストラリアに位置する小さな町Kununurraに住んでいるPaul Mockさん一家は、川をせき止めていたダムが決壊したことを知り、急いで避難の準備を始めました。

 

家の外では、住む場所を失ったたくさんのオオヒキガエルたちが草の上に座っていました。

堤防の周りに作っていた彼らの巣が水に流されてしまったためでした。

 

さらにもう1つ、別の何かも高い場所へ向かって非難を開始していました。

Mockさんはその奇妙な物体にあっけにとられます。

 

それは3.5mもの大きさのニシキヘビでした。

 

しかもただのニシキヘビではありません――その背中には何匹ものオオヒキガエルが乗っかっていたのです。

 

 

MockさんはBBCとのインタビューで、何千匹ものオオヒキガエルが行く場所を求めて移動していたと語ります。

そして背中にカエルを乗せたニシキヘビを見て、兄弟のAndrewさんに画像を送りました。

 

彼(ニシキヘビ)は文字通り、カエルを背にした状態で全速力で芝生を横切っていったんだよ。

 

Andrewさんがこの奇妙な画像をTwitterにアップロードすると、ニュースは世界中に広まっていきました。

 


 

写真を目にしたニューサウスウェールズ大学の両生類の専門家であるJodi Rowley氏によると、このヒキガエルはニシキヘビと交尾しようとしているのではないか、と指摘しました。

Rowley氏はこれまでにもヒキガエルの交尾行動を数多く目にしてきていて、その相手が同類でない場合もしばしばあるということです。

 

Rowley氏がかつてノース・クイーンズランドで発見した、マンゴーと交尾しようとするオオヒキガエル

 

どうしてこういった行動をとるのかは謎ですが、生命の危機を感じたときに種を残そうとする本能なのかもしれませんね。

 

オオヒキガエルは繁殖力が強く、オーストラリアではサトウキビなどの作物に被害が出ています。
また天敵がおらず、毒性も強いことから駆除に頭を悩ませている現状があります。

 

 


 

Mockさんによれば、雨が上がったあとニシキヘビとオオヒキガエルは戻ってきたそうです。

ニシキヘビがオオヒキガエルを食べたり攻撃したりしなかったのは、彼らに毒があることをヘビが知っているからではないかということです。

 

どちらも非常に危険な動物ですが、困ったときはお互いさまの精神で助けあったのかもしれません。

こうしたハプニングがあるのも自然のもたらす面白さの一つ、ではないでしょうか。

 

Cane toads hop on board 3.5m python

 


 

以上、カエルを背に乗せたニシキヘビの話でした。

 

 

References:theguardian,BBC

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