最も太っているクマがついに決定!毎年恒例のコンテスト「ファットベアウィーク」

動物
(Credit: Mike Fitz/explore.org)

米国アラスカ州のカトマイ国立公園で、毎年恒例となっている「ファットベアウィーク (Fat Bear Week)」の投票が行われ、識別番号747のヒグマが見事優勝を勝ち取りました。

 

ファットベアウィークはその名が示すように、「最も太ったクマ」を決めるコンテストで、一番太っていると思うクマにオンラインで投票する仕組みとなっています。

今年のファットベアウィークは9月30日から10月6日までで、12頭のヒグマがエントリーしました。

 

決勝戦に残ったのは「747」と「32」の2頭で、最終的に47,055票を獲得した747が今年の栄冠に輝きました。

(下は2頭の体型の変化を撮影したもの)

 

 

 

国立公園は747を「立派なチャンピオンだ」と祝福し、優勝を決めた体型について、「7月の時点で既に冬眠するのに十分な太さだったがそれでも食べ続け、9月下旬までには、腹が地面につき引きずるほどになっていた」と説明しています。

 

 

カトマイ国立公園は2200頭以上のヒグマが生息する世界でも有数のクマの楽園で、公園内を流れるブルックス川には大量のサーモンが生息しています。

ヒグマは冬眠中は何も食べず、体重の3分の1を失います。

そのため6月下旬から10月中旬にかけて、食べられるだけのサーモンを胃の中に詰め込み、冬眠の準備をします。

カトマイ国立公園のヒグマのなかには、冬眠直前の体重が453kg(1000ポンド)を超える個体もいます。

 

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ブルックス川は世界で最もサーモンが豊富な川の一つです。

今年は新型コロナウイルスの影響で公園を訪れる人が少なかったため、ヒグマたちはより自然な環境で脂肪を蓄えることができました。

 

ファットベアウィークをサポートしているexplore.orgは、公園内のあちこちにウェブカメラを設置し、ヒグマの生態を世界に発信しています

 


 

 

かなで
かなで

ヒグマは冬眠すると1カ月は飲まず食わずで過ごすんだって

しぐれ
しぐれ

体重を増やさなきゃならないのも納得だね

 

Reference: The Guardian