冷凍されていたアザラシの糞からUSBが発見される

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photo credit: ravas51 IMG_3632 via photopin (license)

ニュージーランドのNIWA(National Institute of Water and Atmospheric Research)――水と大気の国立研究所――は冷凍していたアザラシの糞からUSBを発見したと発表しました。

糞は天然資源の持続可能性について研究しているNIWAが1年以上前に採集したヒョウアザラシのものです。

 

スキャットと呼ばれる糞を研究することはアザラシの健康と食事を評価するためのNIWAの重要な活動の一つです。

固まった糞をふるいにかけその成分を分析する過程で発見されたUSBは数週間乾燥状態に置かれていました。

驚いたことにUSBは情報を失っていませんでした。

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再生できたものの中にはヒョウアザラシの画像や親子とみられるアザラシの映像が含まれていました。

 

 

糞を分析中にUSBを発見したボランティアのJodie Warrenさんは、驚きよりもむしろ心配の念を抱いたと言います。

 

彼らのような素晴らしい南極の動物がこのようなプラスチックを体内に宿していたことのほうが心配です。

 

Warrenさんはプラスチックの海洋汚染が南極域にまで広がっている現状に心を痛めています。

 


 

USBの映像は青いカヤックの操縦者が映したと思われる鮮明な映像で、親子と思われるアザラシが戯れているのがわかります。

NIWAはこのUSBに心当たりのある人は連絡をするようにと呼びかけています。

 

 

 


 

NIWAによるとヒョウアザラシの糞は研究者にとって金と同じくらいの価値があるそうです。

ヒョウアザラシは南極圏が生息地のため、糞から得られる情報は環境変化や海洋汚染の状態を知る上で貴重な情報になります。

 

しかし一方で糞を分析する仕事は魅力的なものではないとも付け加えています。

先述したボランティアのWarrenさんによると、糞をふるいにかけた後冷たい水で粗い部分を取り除くことから始め、そこから骨や羽、海藻などをそれぞれ分離していく地道な作業だということです。

 

彼女がUSBを発見したときにあまり嬉しくないと語ったのは、海洋のプラスチック汚染への懸念だけでなく、糞の分別作業は大変なんだよ、という心の叫びも含まれているのかもしれません。

 

 

Source:NIWA

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