Microsoftが去年新しく立ち上げたスタジオThe Initiativeに、God of WarのシニアレベルデザイナーをしていたChris O’Neill氏が参加したことが判明しました。
The Initiativeは元Activisionの副社長兼開発責任者であったDarrell Gallagher氏が率いていて、Microsoftはこれまで有力な人材の登用に力を注いできました。
Chris O’Neill氏のLinkedInページが最近更新され、2019年1月現在Initiativeに在籍していることが記されています。
O’Neill氏のLinkedInページ
Microsoftは5か月ほど前に様々な有名ゲームの開発者を雇い入れました。
Witcher3やDestiny2、Red Dead RedemptionやRise of the Tomb Raiderに取り組んでいた開発者たちを合わせた6人が既にInitiativeに在籍していて、O’Neill氏はそこに加わる形になります。
現在O’Neill氏には役職がない状態になっています。
これは単に時間の問題なのか、それともMicrosoftの秘密主義からくるものかはわかりません。
少なくとも去年6つのスタジオを買収し、新たなスタジオとしてInitiativeを設立したMicrosoftが開発者を遊ばせておくために彼らを雇ったわけではないことは明白でしょう。
Initiativeに参加した開発者の過去の仕事を見ると、そのほとんどがオープンワールドゲームに関わっていることがわかります。
そこから想像するならばInitiativeがプレイ時間の短いゲームを作る可能性は低いと言えるかもしれません。
© Microsoft 2019
Microsoftは次世代のXboxに向けて現在様々な環境を作っています。
その中には定額のサブスクリプションサービス(Xbox Game Pass)が含まれています。
昨今の定額サービスの広がりの背景には買い切りの商品よりも利益率が高いということがあります。
どの会社も継続して一定の金額を支払う顧客を喉から手が出るほど欲しがっています。
InitiativeはMicrosoftの会社ですから新作が定額サービスのラインナップに入るのは間違いありません。
そして継続してサービスを購入してもらうために、魅力的で壮大で終わりのないゲームを彼らに作らせるということは十分考えられるでしょう。
Initiativeの作るゲームがどんなジャンルでいつ頃発表されるのかはまだわかりませんが、新スタジオであること、開発者がオープンワールドゲームに携わっていたことなどを考えると、RPGもしくはオープンワールドどちらかのジャンルになりそうな感じがします。
Microsoftが去年せっせとまいた種にそろそろ芽が出てくるのが2019年だと思います。
今年のE3あたりでの大々的な新作発表を期待したいところです。
Source:LinkedIn