リラックスのための12分間 人は他人の幸せを願うと幸せを感じる

雑ネタ
(Adolfo Félix/Unsplash)

ストレスの多い現代社会では、ほんの少しの時間でさえ心の安らぎを得るのは困難です。

そんなとき誰かを攻撃したり見下したりすると心は余計に荒んでいき、一日の終わりには何とも言えない疲労感だけが残ります。

 

多くの人が日々の生活に幸せを求めているなか、アメリカで行われた実験は、短時間のちょっとした思考がリラックスにつながることを明らかにしています。

人は他人の幸せを願うと、自分も幸せと感じるようになります。

 

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人は他人の幸せを願うと幸せを感じる

 

アイオワ州立大学の研究者は、不安やストレスといったネガティブな感情が、他人を通してどう変容するのかを調べる実験を行っています。

 

実験には496人が参加しました。

参加者は4つのグループに分けられ、特定の思考をしながら12分間校内を歩き回りました。

 

1つ目のグループは歩きながら視界に入った他人について、「この人が幸せになるように」と願いました。

2つ目のグループは、他人と自分との共通点に意識を向けるよう依頼されました。

3つ目のグループは、他人よりも自分が優れている点に集中するよう求められました。

4つ目のグループは対照群で、他人の内面ではなく、単に衣服やアクセサリーといった外部のものにだけ焦点を合わせました。

実験中は、他人を見るだけで、接触したり話したりはできません。

全てのグループは校内を歩き終えた後、不安、幸福、満足、共感、つながり、思いやりなどを測定する簡単なテストを受けました。

 

最終的に、ネガティブなスコアが最も低かったのは、1つ目のグループでした。

このグループは幸福を感じている人が多く、共感や思いやりといったスコアも総じて高くなりました。

一方で、他人よりも自分を優れていると考えたグループは全体のスコアが低く、ほとんどが幸福を感じていませんでした。

これらの結果は、「他人をどう考えるか」によって自分の感情が変化することを表しています。

 

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1980年代に行われた研究では、他人を自分よりも劣っていると考えた場合、人は優越感を感じ気分が良くなるという結果が示されています。

しかし今回の実験結果はそれが誤りであり、他人への思いやりの心こそが、自分を幸せにする要素であることを明らかにしています。

 

研究を行ったアイオワ州立大学の心理学者であるドーン・スウィート氏は、「本質的に他人との比較は競争戦略であり、そうした考え方は、ストレス、不安、うつ病などに関連している」と述べています。

 

研究結果はJournal of Happiness Studiesに掲載されました。

 


 

 

ふうか
ふうか

自分の幸せのために他人の幸せを願うというのはどこか哲学的だな

しぐれ
しぐれ

難しいからこそ効果があるのかもしれないね

 

Reference:ScienceAlert