絶滅危惧種フロリダパンサーの身体に原因不明の障害、当局が市民へ情報提供を呼び掛ける

動物
ⓒFlorida Fish and Wildlife Conservation Commission

フロリダ州の魚類野生生物保護委員会(Florida Fish and Wildlife Conservation Commission-FWC)は今週の月曜日、州内に生息している「フロリダパンサー」と「ボブキャット」の2種類の動物が原因不明の身体的障害を受けているとし、市民に情報や録画データの提供などを求めています。

声明によると、山道や獣道などに設置されているトレイルカメラの映像から、フロリダパンサー8頭とボブキャット1匹が、後ろ足に何らかの障害を抱え歩行が困難な状況であることが確認されたということです。

 

 

FWCの所長であるギル・マクレー氏は声明の中で、「このような症状を示す動物の例は比較的少なく、決定的な原因は特定されていない」と語りました。

またマクレー氏は、「監視範囲を広げつつ、世界中の幅広い専門家と協力して原因の特定を急ぎたい」と付け加え、市民に対しても情報の提供を呼びかけました。

スポンサーリンク

 

ネコ科の動物たちの被害が認められた地域は、フロリダ州の3つの地域――コリア―郡、リー郡、サラソータ郡――に限られていましたが、その後別の都市であるシャーロット郡でも障害の兆候を見せたフロリダパンサー1頭が確認されました。

FWCは、フロリダパンサーやボブキャットが示した後ろ脚の障害について、ネズミ用の殺虫剤(神経毒を使用したもの)などの毒素によるもの、もしくは栄養不足や感染症などが原因ではないかとしています。

 


 

フロリダパンサーはその名前が示すとおりフロリダ州に生息するピューマの亜種のネコ科の動物です。

かつてはフロリダ以外にも生息していましたが、害獣扱いされたことでその数を減らし、現在では絶滅危惧種に指定されています。

FWCの調査では、雌のフロリダパンサーはフロリダ南部にしか生息しておらず、繁殖は極狭い範囲でしか行われていません。

そのせいもあって成体のフロリダパンサーは、現時点で120~230頭程度しか生息していないということです。

フロリダパンサーに危害を加えることは絶滅危惧種法により違法となっています。

 


 

下の動画でトレイルカメラに写ったフロリダパンサーの姿を確認できます。

 

FWC asks public to help document disorder impacting panthers

FWC asks public to help document disorder impacting panthers

 

びっこを引いて歩く姿はなんとも痛々しいものがあります。

早急な原因の解明とフロリダパンサーの保護が進むことを祈ります。

 

 

 

Source:Florida Fish and Wildlife Conservation Commission

動物
スポンサーリンク
しぐれをフォローする
しぐれちゃんねる

コメント