米国ワシントン州の農務局(WSDA)は、殺人バチの異名をもつ「オオスズメバチ」の巣を国内で初めて発見したと報告しています。
アジア原産のオオスズメバチは、2019年の8月にカナダのブリティッシュコロンビアで発見され、12月にはワシントン州でも目撃されるようになりました。
体長5センチを超えることもあるオオスズメバチは、刺されると大人でさえ死に至る場合があり、また作物の受粉に欠かせないミツバチを襲うため、農業への影響も懸念されています。
WSDAは州内で目撃が報告されて以降、各地にワナを仕掛けオオスズメバチの捕獲を試みてきました。
今年の7月には、ワシントンのワットコム郡に仕掛けたワナにオオスズメバチがかかっています。
In true 2020 fashion, our last video accidentally had several minutes of black screen at the end. Here’s what we meant to post of the #AsianGiantHornet nest found in a tree cavity in Whatcom County. pic.twitter.com/f1vO8qxmly
— WA St Dept of Agr (@WSDAgov) October 23, 2020
巣は、オオスズメバチに取り付けた発信機によって発見されました。
WSDAの昆虫学者は巣の場所を特定するために、3匹のオオスズメバチに発信機を取り付けてから解放し、最終的にこのうちの1匹が巣にたどりつきました。
巣は私有地の木の空洞の中にあり、WSDAの職員が向かった際には、何十匹ものスズメバチが上空を飛び回っていました。
土地の所有者は既に巣を取り除く許可を出しており、24日に作業が行われる予定です。
WSDAは他にもオオスズメバチの巣があると考えており、引き続き市民からの情報を求めています。
当局は根絶を目指してるけどうまくいくのかな?
既に各地に広がっている可能性もあるね
Reference: WSDA